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単価について(材料単価)

名称 規格 単位 価格
道路用砕石 クラッシャラン C-40 m3 2,500
 上記は材料費の表示例です。道路用砕石を 1m3購入したときに2,500円の費用がかかるという意味になります。

 発注機関が材料単価を調べる場合は次の順番となります。
  物価資料の単価 → 特別調査単価 → 見積もり単価

 まずは、物価資料ですが「(一財)建設物価調査会の建設物価」と「(一財)経済調査会の積算資料」との両書籍のことを指します。 この物価資料は毎月発刊されており、工事に関連する一般的な材料が数万件掲載されています。
 書籍は毎月更新されていますが、発注機関により単価データの更新頻度が違います。毎月更新したり、三か月ごと更新したりと様々です。
 また、両書籍を比較すると両方に掲載されている同一材料単価があります。 同一の材料なのですが調査方法が違うために価格に違いがあります。 この場合、発注機関により価格の採用方法が違います。両書籍の平均価格を採用したり安いほうの価格を採用したりします。

 次に、特別調査単価ですが、物価資料には掲載されていないがよく使用する材料や地場産の材料を発注機関が独自に調査するものです。 最近では、ほとんどの発注機関で公表しています。インターネットを利用して公表されている場合も多く、簡単に特別調査価格を入手することができるようになりました。

 次に、見積もり単価ですが、その工事でしか利用できない材料や特注品などを製作・販売している会社数社から見積もりを取り価格を調査します。 数社に見積もりを取ることで見積額にばらつきが出ますので、その価格の平均・安値・安値の80%など様々な方法で価格を決定します。
 また、材料を製作・販売している会社が提示する見積価格ですが、発注機関向けと施工業者向けで差がある場合があります。 この場合、全体工事費内で見積もりを取らなければならない材料費の比率が高いときは、施工業者が発注予定額を正確に積算することは難しくなります。 最近では設計書に見積もり単価の情報をつけてくれる発注機関も増えてきています。

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関連書籍へのリンク:
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