明細書は内訳書に計上される書類で、現場ごとに「1工区」、「2工区」とまとめたり、作業条件で「昼間」「夜間」とまとめたり、項目数が多い場合などに設計書の内容を分かりやすくまとめるために使用されることが多いです。
使用方法に決まりはないので、発注者、積算担当者によって使い方は様々です。
明細書の例を表示します。
明細書には次の項目があります。考え方は内訳書と同じです。
・工種ごとの金額を集計して表示する「集計行」
・代価表や明細書などの別の書類での計算結果が表示された「代価表行」「明細書行」
・下位から積み上げしないで材料費、労務費、作業費などを表示する「単価行」
内訳書と違うのは算出単位という考え方がある点です。
明細書の算出単位は「1 式」が多いですが、それ以外の場合もあります。表示がなければほぼ「1 式」となります。
上の明細書の場合は、右上に算出単位が「1 式 当り」と表示されています。
例えば算出単位が「10 箇所 当り」となっていますと、明細書の合計金額は 10箇所に施工した場合の金額となります。
ですので、1箇所当りの価格は明細書の合計金額を10で割って算出します。
>次へ 「代価表の構成」