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内訳書の構成2

直接工事費内には次の項目があります。
 ・工種ごとの金額を集計して表示する「集計行」
 ・代価表や明細書などの別の書類での計算結果が表示された「代価表行」「明細書行」
 ・下位から積み上げしないで材料費、労務費、作業費などを表示する「単価行」
内訳書イメージ

上の内訳書の場合、次のように分けられます。
 集計行: 道路改良、道路土工、舗装、道路付属施設工、舗装工
 代価表行: 掘削、土砂等運搬、区画線設置、プレキャスト擁壁
 明細書行: アスファルト舗装
 単価行: 残土等処分

集計行は名称欄に記載されていますが、文字の記載場所がずれている(文字左側の空白の量が違う)ので集計レベルが分かるようになっています。
上の内訳書の場合、次のようにレベルが設定されています。
 レベル1:道路改良、舗装
 レベル2:道路土工、道路付属施設工、舗装工

集計行の計算方法ですが、下位のレベルの金額を上位のレベルで集計します。
上の内訳書の場合、「掘削」から「残土等処分」の金額を「道路土工」で集計して、「道路土工」の金額を「道路改良」で集計しています。また、「道路付属施設工」と「舗装工」の金額を「舗装」で集計しています。

ちなみに国土交通省 新土木工事積算大系でいいますとレベル0~レベル3まで4レベルの集計行が存在します。設計書によっては5レベルの集計行が必要な場合もあります。

代価表行か単価行かを見分けるには摘要欄に”○号代価表”など下位の書類を示す文字が表示されているかで判断します。
設計書によっては、この文字がまったく表示されていない場合があります。この場合は名称や規格から作業内容を判断して見分けるしかありません。

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