上記は労務費の表示例です。特殊作業員が1日働くと22,600円の費用がかかるという意味になります。
ちなみに、特殊作業員とは「相当程度の技能および高度の肉体的条件を有し、各種作業について必要とされる主体的業務を行うもの」と定義されています。
公共工事で使用される労務費は、近年では3月から適用する労務単価が2月後半に国土交通省から公表されます。土木工事の場合は、どの発注機関でも国土交通省から公表される価格をそのまま準用します。
国土交通省から公表されている令和5年度の労務単価の状況は
コチラにまとめてありますのでご確認ください。
この価格は所定労働時間内8時間(昼間に8時間労働+休憩1時間)での価格となっています。
設計書に特別な表記がない限りはこの価格をそのまま使用しますが、工事によっては夜間作業が必要な場合があり、この場合は補正をかけます。
たとえば、全作業を夜間に行い、その作業時間が8時間の場合は深夜割増として 1.5倍の補正がかかります。
それ以外の場合(時間外や交代制など)は計算式を用いて価格を計算することになります。
具体的な内容については基準書を確認ください。
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