数回に分けて積算業務で参考にしている書籍について書いていきます。
まずは、歩掛が掲載されている書籍からです。
一般土木関連の積算をする場合は（一財）建設物価調査会が発行している
「国土交通省土木工事積算基準」
「国土交通省土木工事標準積算基準書（共通編）」
「国土交通省土木工事標準積算基準書（河川・道路編）」
を参考にしています。
書籍名が似ていて区別しづらいので、表紙の色から別の呼び方があります。
「国土交通省土木工事積算基準」は表紙カバーが黄色なので「黄本」と
「国土交通省土木工事標準積算基準書」は表紙カバーが赤色なので「赤本」と呼ばれています。
（以下、国土交通省土木工事積算基準は「黄本」、国土交通省土木工事標準積算基準書は「赤本」と記載します。）
「黄本」は「赤本」三冊（共通編、河川・道路編、電気通信編）からよく使用される情報を抜粋して一冊にまとめたものです。情報量は少なくなりますが、「黄本」には以下のメリットがあります。
★価格が安い
「黄本」は1万円ほどで購入できますが、「赤本」は三冊を合計すると2万円ほどになります。
★発行が早い
「黄本」は5月頃の発刊ですが、「赤本」は7月頃の発刊です。
公共工事の場合、発注機関によっては早いところで4月から新年度の歩掛に変わります。それに即時対応しようとすると「赤本」の発刊を待ってはいられません。
★普通の本屋さんで購入可能
「黄本」は土木コーナーのある本屋さんであれば棚に並んでいたりしますが、「赤本」はありません。インターネットなどを利用して発行元から直接購入する必要があります。
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関連書籍へのリンク：
国土交通省土木工事積算基準（黄本）
国土交通省土木工事標準積算基準書（赤本）
上記のリンクでAmazonにて書籍を購入することが可能です。
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