経費（間接工事費）の推移

　経費(間接工事費)は毎年見直されて改定されます。
　国土交通省（一般土木）から３工種を例にして直接工事費が1000万円で同一条件の場合に計算した金額の推移をまとめました。近年の改定で経費額が増えていることが確認できます。
　公表された予定価格から直接工事費と間接工事費を算出(逆算)して最低制限価格を計算する場合、最低制限価格の算定式が最新であっても共通仮設費や現場管理費などが古い率で算出されていると最低制限価格にも誤差が生じますので、最新のデータで計算する必要があります。

道路維持工事　施工地域：市街地　一般管理費率等の補正無し 直接工事費＝10,000,000円
年度	共通仮設費	現場管理費	一般管理費等	工事価格	基準の改定
2019（H31）	1,758,000円	5,801,000円	3,464,000円	21,023,000円
2020（R2）	1,893,000円	6,412,000円	3,593,000円	21,898,000円	全工種の現場管理費率 一部工種の施工地域補正
2021（R3）	1,893,000円	6,412,000円	3,593,000円	21,898,000円	工種(下水道(4))の新設など
2022（R4）	1,893,000円	6,412,000円	3,801,000円	22,106,000円	一般管理費等率
2023（R5）	1,893,000円	6,412,000円	3,801,000円	22,106,000円	率や補正の改定なし

河川工事　施工地域：市街地　一般管理費率等の補正無し 直接工事費＝10,000,000円
年度	共通仮設費	現場管理費	一般管理費等	工事価格	基準の改定
2021（R3）	1,366,000円	4,893,000円	3,237,000円	19,496,000円	工種(下水道(4))の新設など
2022（R4）	1,366,000円	4,893,000円	3,417,000円	19,676,000円	一般管理費等率
2023（R5）	1,366,000円	4,893,000円	3,417,000円	19,676,000円	率や補正の改定なし

公園工事　施工地域：市街地　一般管理費率等の補正無し 直接工事費＝10,000,000円
年度	共通仮設費	現場管理費	一般管理費等	工事価格	基準の改定
2021（R3）	1,234,000円	4,930,000円	3,219,000円	19,383,000円	工種(下水道(4))の新設など
2022（R4）	1,234,000円	4,930,000円	3,400,000円	19,564,000円	一般管理費等率
2023（R5）	1,234,000円	4,930,000円	3,400,000円	19,564,000円	率や補正の改定なし