最後に「積算単価」を設定します。
積算単価には今年の施工地域の単価データの価格を設定します。
昨年度の単価を調べた時のように労務単価と機械損料を調べます。
国土交通省 関東地方整備局 公共工事設計労務単価のページへ
材料単価については、下記の書籍を購入するか、単価データ提供サービスを申し込む必要があります。
(一財)建設物価調査会 建設物価、土木コスト情報、Web建設物価
(一財)経済調査会 積算資料、土木施工単価
資料や書籍などから単価データを探して、代価表の積算単価に価格を設定します。
これで計算の準備が整いました。

(上表の単価は積算例として作成しました。根拠はありません。)
施工パッケージの計算方法ですが、昨年の東京単価と今年の施工地域の単価を比較して標準単価を補正します。
例えば、積算単価がすべて1割アップしていたのであれば、標準単価も1割アップします。
まず「K1 バックホウ損料」だけ計算してみます。
「K1 バックホウ損料」の価格の比率ですが、22,365 ÷ 21,300 = 1.05 となります。
標準価格 301.98円の 49.10%構成しているバックホウ損料の費用が 1.05倍になったと考えます。
では算式を使用して代価表を計算してみます。
(分かりやすいように今回の計算に不要な部分は省いて表示します。)
301.98円 × {( 49.10 % × 22,365 ÷ 21,300 )
+ ( 32.84 % × 23,800 ÷ 22,800 )
+ ( 18.06 % × 123 ÷ 110 )} =
320.1885319円 ≒ 320.2円(有効数字4桁 、5桁目切り上げ)
最後の計算結果を設定した代価表が下記となります。
>次へ 「積算方法について(歩掛型 1)」